男女雇用均等法1期生だから、心から感謝して今日は赤松良子さんのことを書かねばならない。
久々にテレビを正座して見ました。「アナザーストーリーズ 女たちの革命」、集中して見始めて15分ぐらいたって、これは他の人にも知らせしたほうがよいと思い立ちました。
facebookで「NHKのBSで赤松良子さんからトレンディドラマまでのドキュメント今やってます。お時間ある方は見たほうが良いと思います」なんて、シェアしたり。
さてさて、雇用機会均等法(1986年4月)の生みの親、赤松良子さんってご存知ですか?現代社会の教科書に載っているらしいから、もう歴史レベルなのかな?
東大法学部を出た間違いのない才媛。でも就職に困った。国家公務員なら何とかなると思って受験しても、労働省しか受け入れてくれなかった。労働省の中でも子供と女性担当の婦人少年局にずーっといなさいという理不尽。同期は3年で次々とキャリアップしていくのに…。
赤松さんは、自分が受けた格差人事を指して、「自分は男性と同じスタートラインに立ったと思っていたら、自分だけが障害物競走のコースだった」とユーモラスに語るが、どれほど悔しかっただろう、悲しかっただろう。そんな中でも女性として母になる選択もしている。強い人。
1979年、女子差別撤廃条約の賛成の投票を国連日本政府代表部公使としてした。
赤松さんが小学生時代に「女性よ立ち上がれ!」と演説をしたという話もある。当時から抱えていた「女はどうして男の人の言うことを聞かないといけないの」「どうして仕事が好きでも女の人は結婚したら、仕事を辞めて家に入るしか道がないの」という疑問と不満と正面から向き合う人生を選びました。
まともに戦っても進めない省庁内のこと、労働団体や財界との交渉のエピソードを聞くたびに、尊敬という言葉ではすまされません。どれほど泥水を飲んできたのかこの方は。だからしたたかに、いろんな方策、道筋を見つけて、潜り抜けるよう、押し戻されても足を引っ張られ続けても負けなかったんだろうと思います。
91歳の今も日本ユネスコ協会の会長としてキッチリお仕事されていることを、番組の最後で知りました。やっぱりすごい。
仕事が好きだから元気でいられる、元気だから仕事も続けられる…。説得力ありますね。
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