北海道のビールと言えば、サッポロクラシック。
北海道で最も有名で人気の高いお酒と言っても過言ではないのが「サッポロクラシック」だと思います。2001年から2019年まで19年連続で売り上げが前年比100%を超えているところにもその人気の高さをみることができます。最近は時々本州でも売っているのを見かけます(残念です)が、基本的には北海道限定販売のビールです。
クラシックは、副原料を一切使用しない麦芽100%。ファインアロマホップを使っている北海道の風土に合ったビールです。1985年6月12日がクラシックの発売開始で、今年35周年を迎えました。現在特別なデザイン缶が発売されているので、買わなくてはなりません。この特別缶には北海道の179の自治体の名前が書かれています。そして、北海道への感謝の気持ちを込め、売上1缶につき1円を「ほっかいどう応援団会議」を通じて北海道に寄付することになっているそうです。
特徴はなんといっても、鼻に抜ける爽やかな香りだと、ソムリエの友人は教えてくれます。ビール特有の苦みはそれほど強くなく、他のビールに比べて一口飲んだ後、鼻に抜けるホップの香りが余り強くなく爽やかなのだそうです。
このスタンダードなクラシックのほかに、毎年10月ごろ期間限定で発売されるのが、「サッポロクラシック~富良野ヴィンテージ~」。8月に収穫したばかりの上富良野産ホップを生のまま使用しているのが最大の特徴です。毎年収量が違うので、販売数もまちまちです。上富良野の友人は、このビールをとても誇りに思っていると話しています。
その他にも、「春の薫り」「夏の爽快」が季節ものとしてあります。夏の爽快は、通常のクラシックより炭酸もアルコールも高め。生のホップを使っているため、華やかな香りが特徴です。色も透き通った琥珀のようです。
北海道胆振東部地震の時にも、売り上げの一部を寄付してくれました。ファイターズやコンサドーレとのコラボや支援も多く、道民のビールです。アサヒもキリンもサントリーも美味しいのですが、やっぱりクラシックを頼んでしまいます。