四文字ローマ字 その3 GAFA
今日の四文字”GAFA”は、知ってる人が多いと思います。
Gはグーグル、Aはアップル、Fはフェイスブック、Aはアマゾンです。
これらの企業とまったく関わりをもたずに生活している人は、おそらくほとんどいないと思います。この20年ほどでテクノロジー界を席巻したこの4社は、世界のあり方さえも大きく変えました。
私は、2年ほど前に「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」 スコット・ギャロウェイ著を読みました。
著者のスコット・ギャロウェイさんに興味があったからです。2012年に「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出されていたこと。TED「How Amazon, Apple, Facebook and Google manipulate our emotions (アマゾン、アップル、フェイスブック、グーグルはいかに人間の感情を操るのか)」が200万回以上閲覧されたと聞いていたからです。
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4社を要約します。
アマゾンはネットショッピングと宅配によって買い物の手間を減らし、小売業の市場を独占しつつあります。そして、顧客がつけるレビュー(口コミ)によって宣伝のコストを減らす手法を編み出しました。「地球上最大の店舗」を目指しています。
アップルは熱狂的なファンをもち、低コストの製品をプレミアム価格で売ることに成功しました。アップル製品をもっていることによって、カッコいいライフスタイルを送っていることを表現できる。「イノベーティブな人」になれるというイメージを確立しました。
フェイスブックは、普及率と使用率が飛びぬけています。。世界人口75億人のうち、12億人が毎日フェイスブックとの関わりをもっていると言われています。個人が発信している膨大な情報を、フェイスブックは一括しているわけで、情報を把握している巨大組織なのです。
グーグルは現代人の知識の源だ。世界中の人々からもっとも多くの質問をされ、それを蓄積し続けています。全知全能の神のような存在です。グーグルは使われるほどに価値を増す。毎日20億人がグーグルを使うことで、日々検索の精度は向上し、成長の歩みを止めることがありません。
四騎士を徹底的に調べ上げ、その戦略を分析し教訓を引き出すスコット・ギャロウェイさんの筆力に引き込まれました。後半はちょっと難しかったです。