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世代間コミュニケーションギャップ その7(最終回)各世代の特徴

世代間のコミュニケーション認識の違い

 

労働人口の中心となる40〜60代と、20〜30代とでは「コミュニケーション」の形式が異なります。互いに理解しようという態度がないと、それが組織運営に影響を及ぼしています。しかし、それに気づかないままの企業や組織も多く見受けられます。

 

最終回の今日は再度、世代別の特徴をまとめてみます。

 

・50〜60代の特徴

ITが発達が過渡期に入社した50~60代は対面のコミュニケーションが前提です。メールやチャットのない時代に社会人人生の大半を過ごしたため、対面のコミュニケーションが中心です。

また、非公式なコミュニケーションは飲み会や喫煙所で行われることが当たり前の時代を過ごしてきたため、率直に話せるのは時間外の社外という場合が少なくありません。

この世代は、新人類と呼ばれた世代。バブル世代、しらけ世代が重なっており、一概にはまとめにくいです。仕事環境もITによる激変をくぐり抜けてきたガッツはある人達です。

 

・40代社員の働き方の特徴

与えられた仕事はしっかりこなす反面、必要以上の努力を避ける働き方をする社員が多数います。多くの場合、自分のタスクは確実にこなすため、「仕事ができない人」ではありません。そして、会社に対する帰属意識が強いため「真面目な人」と捉えられます。さらに、自分を取り巻く環境の変化を好まないため現状維持を最優先し、管理職になることへの魅力は持たない傾向にあります。

 

「どれだけ頑張ってもあと15~20年で役職定年。給料は半分になる」などの状況が見えてしまうと、「この会社で努力すること自体が無駄なことなのでは」という意識が働き、「自分の頑張りなど何の足しにもならない」と目的を見失ってしまいがち。そのため、「及第点さえ取っていれば問題ない」と積極的に行動しない自分を正当化し、惰性で仕事をするようになってしまう人も中にはいます。

 

・20〜30代前半(平成生まれ)の特徴

20~30代はITが急速に発達しコミュニケーションのあり方が変わった世代です。特に20代前半はデジタルネイティブとよばれ、物心ついた時には携帯電話やインターネットが存在していました。

SNSなどのコミュニケーションのインフラが急速に発展したため、簡単なコミュニケーションは「いいね」などのボタンやスタンプなどの絵文字で行うことが常識です。そのため、なにか分からないことがあったら人に聞かず、自分でインターネット検索をし解決しようとします。

「褒めることが大事」と言われ、個人が尊重され家庭でも学校でも競争ではなく平等に価値があるという中で育てられてきました。そしていきなり社会に放り込まれ、上司から理不尽なことを言われて、ビックリ!という感じなのでしょう。

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私のブログを読んでくださっているメインの年齢層は、30代半ばから60代前半と推測しています。

理解しづらい平成生まれの世代の特徴をまとめて、このシリーズを終えたいと思います。

 

・表面的な知識は豊富だが、思考の深度や幅が不足している→スマホ検索に慣れているせいか、本を読まない

・怒られ慣れていない、謝らない。度胸がある

・仕事に熱心に関与しようとする姿勢はあまり感じられない

・横並び意識が強く、飛び抜けたことはしたがらない

・会社の飲み会などには積極的には参加しない、時間にシビア

 

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