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札幌と東京の類似点 人口一極集中からの脱却

札幌をリトル東京と呼ぶ人がいます。本当にそうでしょうか?

 

東京都の面積は2,194平方キロメートルで、日本全土の0.58%に過ぎません。ここに、日本の全人口の10.7%にあたる、約968万2000人がいることから、人口密度は極めて高くなります。23区では約1万5400人と非常に大きな数字です。コロナの発症者が多いのもこの人口規模が原因といっていいでしょう。

 

一方、札幌には北海道全体の40%の人口(約528万1000人中、約197万3000人)が4%の面積の札幌に集中しています。札幌の人口密度は16.4人/hr。ちなみに、人口密度は政令指定都市の中で仙台市、広島市に次いで3番目に低いです。

人口の一極集中度は、東京と札幌は確かに似ています。

大学進学で、日本全国から18歳人口が集まる東京、北海道各地から集まる札幌、似ています。

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大手企業では今回のコロナを受けて、テレワークを大幅に拡大し、単身赴任の解消やオフィスの削減を目指す試みも始まっています。場所にとらわれない働き方の増加は、地方への人口分散を進める好機となることは間違いありません。

 

内閣府の調査によると、感染拡大中に就業者の3割がテレワークを経験し、移住への関心が高まったという人も少なくなかったようです。仕事を続けながら住環境の良い地方で暮らすことができれば、生活の質は向上します。

 

実際、移住の相談窓口である「ふるさと回帰センター」への来場者が大幅に伸びています。また、一時期応募者が激減した、地域おこし協力隊への関心も復活傾向にあります。

 

受け入れ先となる各自治体も、コロナ対策の補正予算の使い道として、Wi-Fi整備に躍起になっています。首都圏に暮らさずに仕事が出来る環境を全国各地でものすごいスピードで整備しています。

 

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7月に茶販売大手のルピシアが渋谷区からニセコ町に本社移転したニュースは、振り返ってみると大きな意味を持つことになると思います。

 

NISEKOで始まる同社の新事業部マネジャー募集の文章が、働く意味を考えさせてくれます。

~リゾート地として愛されるニセコは、スキー場、渓流、温泉巡りといったリフレッシュも満喫できるスポットが満載。オフの遊びから得たインスピレーションを新しい食品のアイディアに活かせる環境です。仕事のやりがいと共に豊かな自然、都会では味わえない喜びを味わってほしい。スローライフを手に入れたい方の応募をお待ちしています~

そうそう!とうなづける、納得できるお誘い文章だと思います。

昨日、パソナの本社が淡路島に移転というニュースも飛び込んできましたし。1000人の移動は大きな話になりますよね。

 

また、こうした民間企業だけではなく、和歌山県に統計局の一部を既に移転した総務省。そして徳島県に一部部署を移転した消費者庁などでは、目に見える形で働き方改革が実践されているようです。2021年度までに京都に全面移転する文化庁など、牛歩のようですがゼロから抜け出す行政の動きも見逃せないですね。

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