コロナの年の婚活事情
厚生労働省が6月に公表した人口動態統計概況によると、2019年の婚姻件数は59万8965組で、前年の58万6481組より1万2484組増加しました。平均初婚年齢は夫31.2歳で前年の31.1歳より上昇しており、妻は29.6歳で前年の29.4歳より上昇しています。(令和元年人口動態統計月報年俸より)
平成25年(2013)から婚姻件数は減少し続けてきた中、増加は7年ぶりです。2019年には「改元」があったことも増加の一要因でしょう。
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今回のコロナは、いつ終わるかも見えないという点で、天災に近いものだと思います。その意味では、2011年3月に東日本大震災と近いと思います。あの時、「誰かと一緒にいたい」という機運が高まった記憶があります。芸能人などの結婚も一時的に増えて、事実婚だった人たちさえも結婚するなどちょっとした結婚ブームが起きたように感じていました。ただ、調べてみると2011年の婚姻件数は大幅減でした。「経済の先行き不安」があったからかもしれません。
コロナによって、秋から大幅に経済が悪くなると予想する人が多くいます。
でも、私の周囲の女性たちは、こんな時代だからこそ「どこで暮らすか」「誰と家族を作るか」を真剣に考えています。都会に暮らすことのマイナスに気が付いて、ふるさとに帰ろうと真剣に考えている人がたくさんいます。
縁のない町であっても、自分がその土地でパートナーと出会うかどうかは未定でも、心地よい、居心地の良い、なるべくストレスなく暮らせる場所を優先して探しています。
男性は守りに入っていますが、女性たちは探っています。それがここ数か月20代、30代の女性から相談を受ける中で感じています。