成功者とそうでない人の違い その5 粘り強さがすごい
5.粘り強さがすごい
失敗は成功のもと、という言葉がありますがその通りで、失敗しなければ成功にはたどり着けません。成功者は失敗を意に介せず、成功への道へと歩きます。
今日は、粘り強さについて書いてみます。
失敗が重なったときに、周りのせいだ、景気が悪い、社員に能力がないなどと、怒るばかりの人がいます。でも、怒ってばかりでは自分の浅さを公言しているようなもの。我慢強さ、どん底から這い上がる精神力の強さが大切です。
多くの人は、失敗が重なれば「もうこんな事はやめよう」と、諦めてしまうでしょう。
しかし私の知る成功者は誰もがとても粘り強いのです、悪い言い方をすれば「かなり諦めが悪い」です。この諦めの悪さこそが成功者の成功の鍵ではないかと私は見ています。
誰にも負けない粘り強さ、しつこさがなければ、なかなか成功には辿り着けません。
失敗したからって何なのだ? 失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。こうした強さを成功者は持っていると感じています。
簡単に諦められないほど、その事柄にこだわりがあることもその前提にあるからなんでしょう。
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九州出身の女性社長に、15年ほど前に言われました。
「北海道の人の悪いところは『まあ、いいか』と追求しないこと。自分の考えを押し通さないところ」とピシッと言われたことがあります。悔しいけれど一理あると思いました。
普段の会話でも、ちょっと気になっても流してしまう。納得するまで質問しないとダメだとよく注意されていました。
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私は、決して成功者ではありませんが、粘り強さには自信があります。まちの方向性を決めるワークショップや、リーダー格に集まってもらって原案を作るような会議で、意見があっちこっちに拡散することがあります。
そんな時、どんな荒れ球も身体を投げ出して真正面から受け止めています。「荒れ球捕球に命を懸けるかとちゃん」とある有名観光地で名付けられたこともあります。
その粘り強さは、小一から中三までのスピードスケート少年団時代に培った体力と根性に裏打ちされていると思います。
スケートリンクがある時期(12月~2月)は、朝練(7:00~8:00)、学校終わりの練習(15:00~17:30)、夜連(20:00~21:30)、マイナス25度ぐらいの屋外リンクを、一列になって3000メートルぐらい滑り続けていました。
国体出場するようなエース級の人について、歯を食いしばって滑ってました。鼻水が凍るぐらい、まつげもくっつく寒さの中です。
ある人にこの9年間の暮らしを話すと、「理不尽なことにも耐えたその精神力は、一生ものだ」とほめてもらいました。
小さな町で、全員が参加するのが当たり前のスピードスケート少年団でした。短距離専門でした。一歳年下の橋本聖子選手の走りを見て、「別ものだ」と驚いた記憶もあります。でも、送り迎えをしてくれた親、毎日スケートを研いでくれた父、指導してくれる先生方、そして文句も言わずみんなで、スケートリンクを清掃(削れた細かい氷を掃く)一体感が楽しかったように思います。
マラソンをする、ストレッチをする、ヨガをする、泳ぐ…。何でもいいので、ちょっと辛いことを1年続けてみるといいですよ。もしも貴方が自分は粘りがないと感じているならですけど。