成功者とそうでない人の違い その1 どこに身を置くか
2000年から2020年の今まで、毎年1500人~2000人の間の初対面の方にお会いしています。なぜそれがわかるかと言うと、名刺の発注枚数からです。
花新聞の編集長を終えた2007年以降は、基本的に営業しないというポリシーで仕事をしていますので、その割には多くの方に会っていると思います。振り返ってみると、初対面での一分以内に感じた相手の印象がほぼ合っていると思えます。
初対面の時には新しい事業に挑戦したばかり。でも3年後には大成功した人がいます。初対面の時には会社をたたもうと思っていたのに、支援者に恵まれその5年後には社員が30人まで増えている人などもいました。このようにプラスに変化した人は、辛くても目が輝いていた記憶があります。だから「この方、今は苦しくても伸びるだろうな」という予感を持ち、結果それがほとんど合っています。
そんな直観力に優れている私が思う、成功する人とそうでない人の違いを、テーマごとに書いていこうと思います。
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1.良い環境に自分の身を置く努力をしているか否か
自分を変えたいと思った時には、3つのコトをするしかないと思っています。「24時間の使い方を変える」「暮らす場所を変える」「付き合う人、所属するグループを変える」です。
「暮らす場所を変える」、「付き合う人、所属するグループを変える」の2つは「環境を変える」ということになります。外的要因である、身の回りの環境を強制的に、自分の意思で変えるのです。
人はどうしても周りの環境に左右されてしまいがちです。特に日本人は異質と思われることを苦手に思う人が多いので、どんなグループ(職場を含む)に所属するかによって、生き方、考え方までが変えられてしまいがちです。
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自分の例ですが。
中学時代、酷いいじめにあっていた私は、高校選びの時に、この中学の友達が一人もいない学校に進もうと中一の秋ぐらいから決めていました。小学校6年間、中学3年間一度もクラス替えがなく、転校生もほぼゼロの小さなコミュニティでは、自分が外に出ていくしか方法がないと感じたからです。
辛いときにあと1年半頑張れ(耐える)ば、新しい仲間と出会えると自分を励まし、部活と勉強に集中できたのは変に落ち込んだり、閉じこもったりせず、その環境で何とか自分を保つためには必要な目標だったと思います。
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自分を変える3つのコトのうち、「24時間の過ごし方を変える」というのも、長年の習慣を変えることなので大変です。でも、挑戦する価値はあります。
私はかなり有名な超朝型です。これは子育てしながら資格試験や論文を書くために時間を見つける中で気が付いて、実行しました。もう26年続けているので今では全く苦になりません。中高生時代はオールナイトニッポンの2部を聞いていたのですから、変われば変わるもんです。
その結果、自分一人だけの静かな時間を確保することに成功しました。これによって心も頭も満足して結果を出しやすいことを実感しています。
毎日1時間、新しい分野・苦手分野の本を読む。1時間文章を書くと決めたら、365日やり続けます。そうすると、読んだ本リストが増え、興味を持てる分野が広がります。文章を書き続けることで、自分の深部に近づくこともできます。続けること、そのために時間を絞り出すことは、楽しいですよ。