GO TOキャンペーンだから「旅」を考える その7 ロンリープラネット①
ロンリープラネットのライターさんと一緒に北海道を9日間旅のアテンドした2014年の7月。函館、札幌、大雪山、旭川、阿寒、弟子屈、稚内、利尻礼文を訪ねました。この経験は北海道のみならず、日本の中でも稀有で、自分の仕事人生の中でもありがたいのものの一つです。
ロンリープラネットのJAPANのライターは2年に一度本社から選ばれ、自分が日本のどこを取材するかもその時に知らされるシステム。掲載企業から賄賂をもらったことがわかれば、解雇の対象になるなど公正がモットー。それが信頼されている所以ではないかと思う。
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ロンリープラネットは世界一のシェアを誇る旅行ガイドです。写真は数点で文字情報にあふれるのが特徴です。バックパッカーが読むガイドブックでしたが、刊行が1973年だったことを考えると、当時の若者たちが社会の中枢になっており、ロンリープラネットのコミュニティはテーマを持った旅をしたいラグジュアリーに一致しているということも忘れないでほしい。
110の国と地域で650タイトルを発売している。最近では読みたい部分をダウンロードできるシステムもあり、一冊ごと持って歩く旅人の姿は減ったかもしれませんが、影響力は依然として大きい。
ロンリープラネット、トリップアドバイザー、Google情報は私にとって常にチェックしなくてはならない三大メディアです。
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ロンリープラネットの記事を読み込んだことがある。北海道だけを見ても偏りがある。残念ながら私のふるさと十勝の記載が非常に少ないことにショックを受けた。
ライターにその理由を聞いたとき、「十勝・帯広の情報が僕らに入らないからだよ」と答えた。例えば、訪問先として大雪山と知床が欧米豪州人に人気が高いとしたら、自分たちのエリアがそこに向かう途中に立ち寄るべき価値がある、乗り物の乗り継ぎ地点にあるかを確認し、欧米のジャーナリストに届くような情報を書き続けないといけない。
アクセスは、公共交通機関を基本としている。飛行機、JR、フェリー、バスが1日1便であってもあるかないかの差は大きいです。
温泉も旅行者は好きなものの一つですが、露天風呂があるか、家族風呂があるか、露天風呂がユニーク(丸駒温泉や水無海浜温泉など)はとても重要です。
明日は、取材者が好奇心の塊で新しいもの、ちょっと危険でワクワクするアクティビティを求めたエピソードを紹介したいと思います。