GO TOキャンペーンだから「旅」を考える その13 北海道はものすごく広い
「三密」を防ぐという視点で言うと、北海道には利があるということを今日は叫んでみたいと思います。
日本人向けには、この写真が一番わかりやすいと思いましたので、こぐま速報さんのHPからお写真を拝借しました。
1都、1府、10県の大きさと同じということがわかりますよね。
面積が日本全体の22%を占めるとか、アイスランドと同じくらいの面積といってもいまいちピンときませんよね。
ただ、東京の会議などで「明日は札幌から飛行機で女満別まで行きます」と話すと、「北海道はハワイっぽいですね」と言われます。オアフ島からマウイやカウアイ島に飛ぶのとはまた一味違うのですが、島の中を移動するのに飛行機が便利というぐらい広いのです。
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シーニックバイウェイ支援センター勤務時代、こんな問い合わせ電話がかかってきました。「今(確かお昼頃)函館なんですが、釧路で炉端焼きを食べたいのですが、お勧めを教えてください」。
は?と、道産子女子チームは固まるわけです。
函館から釧路に最速で移動するとなると、函館~丘珠~釧路のHACの乗り換えがベストです。でも、この方はドライブ観光の専門家としてシーニックに質問してきたので、レンタカー移動ですよね。
私が信頼する「北の道ナビ」で検索すると「函館から釧路は7時間46分 544キロ」です。
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札幌→小樽→旭川→富良野→函館を2泊3日で…といった相談を受けたことがあります。
走行距離から換算すると、三重→滋賀→長野→愛知→和歌山を2泊3日で移動するようなものです。無理そうと気が付きますよね。
札幌~最終目的地を函館と質問された方には、「出来るなら、今回は小樽、旭川、富良野を見て千歳空港に戻られた方が良いのでは?」とお節介を言いました。
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距離と移動時間で比較すると
東京~博多は「新幹線のぞみ」で、4時間58分 1093キロ
札幌~稚内は「特急宗谷」で、5時間12分 327キロ
札幌~網走は「特急オホーツク」で、5時間25分 334キロ
札幌~釧路は「特急おおぞら」で、4時間9分 301キロ
札幌~函館は「特急スーパー北斗で3時間32分 310キロ
広いから、しっかりドライブ計画を立ててお越しください。
早めに予約したらお安く買える飛行機もお勧めします。
札幌~稚内、札幌~利尻、札幌~釧路、札幌~函館を飛行機で移動して現地で快適に過ごすという方法も検討の余地ありです。
早いだけではなくて、プロペラ機ならではの低空飛行で、日高山脈をまじかに見たり、洞爺湖、支笏湖、摩周湖を真上から見る、美しすぎる利尻山にうっとりするという楽しみもあります。移動がワクワクタイムになると幸せです。
179の北海道の全市町村を公共交通機関(JR、高速バス、飛行機、フェリー)を駆使して移動し滞在している、まあまあ達人の私からのアドバイスです。