2020.07.08 人間関係 人生哲学 ブログ コミュニケーションUP
人たらしと呼ばれて その1 豊臣秀吉、田中角栄以来の人たらし?
「貴女は稀代の人たらし」と言われたら、どう感じますか?
最初にそう呼ばれたのは今から20年前。当時の私は褒められているのかどうかもわかりませんでした。でも、年に何度もそう言わるので気になって辞書で調べてみました。
―――他人を騙す人という意味が正式のようでした。あら?
人たらしは漢字では「人誑し」となり、この「誑」に騙すという意味が含まれているようです。女性の心を弄び、相手を騙す男性のことを「女たらし」と呼ぶので、なるほど納得できました。
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しかし、最近では本来の意味とは違い良いニュアンスで用いられることが多いようです。そのきっかけを作ったのは、戦国武将の「豊臣秀吉」にまつわるエピソードがきっかけと言われています。目上のみならず、部下からも信頼の厚かった秀吉を司馬遼太郎が「人たらしの天才」と記しました。どうもそれ以来、悪い意味で用いられていた「人たらし」に天才という言葉を加えることで「周囲から愛される人」を表す言葉になったようです。
「人たらしの天才」とまで表現されるほど、人から愛されていた豊臣秀吉。織田信長の草履を懐で温めていた話は有名ですよね。「寒い草履を履かせたくない」と思う小さな思いやりが、織田信長の心を掴み「サル、サル」と愛され重用されました。
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さて、私ですが。
3年前の1月から、全国各地の地元を愛し地域の将来を本気で考えて汗をかいている人たちとのネットワークが出来始めました。
その中で、鹿児島のある若手経営者から「加藤さんは秀吉、田中角栄以来の人たらしだよね」と言われました。
え?そんなに大物に並ぶ人たらしなのかな。と考えるようになりました。そして、「人たらしな人」の特徴などを観察し分析するようになりました。仕事や婚活でも活用できるような気もします。
まとめると、人たらしに大事なのは「気配り」と「素直さ」。
存在だけで周囲の人を明るく、幸せな気持ちにしてくれることも多いです。少しの気配りと、人懐っこい素直な心が「人たらし」に近付くコツだと思います。今日から、人たらしについて数回書かせてもらいます。