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仕事の流儀 その1 インプットアウトプットの割合

今年で仕事人になって35年目になります。仕事を進める上で、大切にしていることをお話したいと思います。

2005年、今から15年前の夏にお会いした北大のS教授の、「インプットとアウトプットのバランスを常に意識して計画的に行い、定期的に確認していかないと辛くなりますよ」というアドバイスは、私にとってとても大切なものです。

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人前でお話をする、提案を企業や自治体にすることはアウトプット。日頃から新聞や本、ネットから情報を集める、専門家から教えを頂くといったことがインプットですよね。

 

新聞が大好きだった私は、仕送り生活の大学4年間、新聞を4紙定期購読して、寮の同級生や先輩たちから驚かれたりしました。それほど各新聞社の主張の違いや情報量を意識して楽しむ変わり者です。

読書も乱読気味の小学生時代でスピードを身に着け、文学、哲学、実業、芸能と幅広く読む方です。でも、社会人になってからの読書はビジネス書に偏った自覚はあります。

SNSの利用で世界中の情報が簡単に取り込めるようになったことは、情報収集の意味では大変ありがたい日々になりました。

インプットに関していえば、あふれて過ぎて編集しないと自分のものに出来ずに通り過ぎることが危険ですね。

 

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アウトプットは、発表できる場を用意して頂かないと難しいかもしれません。

私の場合は、かいはつ広報(開発協会発行)という、広報誌にレポートなどを寄稿させていただけるので、海外に調査に行く前に、目的地やそこで得られるだろう情報をお伝えして、スペースを確保してから旅立つことを基本にしています。

 

実は2007年ぐらいから海外出張が増えました。写真を撮って、現地で話を聞いて帰ってきても、簡単な報告書だけで終わっていました。これは自分だけでなく、周りの人にとってももったいないと気が付き「教育」「景観」「ガイドテクニック」などのテーマを絞って、書くことを前提に取材をするようにしました。当然訪問先の基本事項を調べていくので、先方も熱心に対応してくださり、相互にとってハッピーなものになります。

 

今日はちょっと固めなことを書いてしまいましたが、インプットとアウトプットを意識するだけで、仕事の進め方が変わるような気がします。皆さんに伝わったでしょうか?

 

 

 

 

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