三世代旅行の要は長女 その4 SNSでは、投稿よりも検索行動をチェック!
30、40代女性のSNS活用について調べると、シニア層、若年層の調査はあっても、なぜかこの世代が取り上げられていないことに気が付きます。
今日はドゥ・ハウスが2019年4月に発表した「30代・40代のSNS利用」に関する調査を参考にまとめさせていただきます。
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結論からいうと、30、40代女性は、
Twitter→Facebook→Instagramという順で利用が盛んになっています。しかし、30代女性についてはTwitterと同じくらいInstagramも利用されています。
実は、昨年9月に30代女性と一緒にスペインを旅しました。その際に、ビルバオ空港に到着すると「加藤さん、この町に北海道出身の人が暮らしていて、今晩一緒に食事してくれるって」と教えてくれました。
年に5回ほど一人旅含め海外旅行をする彼女は、到着すると毎回一緒に食事をしてくれる人を探すのが基本なのだそうです。結構驚きました。
ガイドブックやブログなどでの情報も機内で取り入れますが、それらの予習をさらにリアルに確かめるために「初日に現地の人にレクチャーしてもらって2日目以降を充実したものにするのが、効果的なんですよ」と教えてくれました。
行動力のある彼女もやはり長女です。
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今回のテーマである、SNSによる情報収集のひとつ「検索」ということで言うと、Instagramで閲覧・情報を探索する分野の調査では、30、40代では同年代であっても男女差の違いが顕著だったようです。
男性に人気のジャンルは趣味・ホビー、エンターテインメント、家具、家電など。女性は料理、スイーツ、雑貨、美容、メイクという結果になりました。この結果は納得できますよね。
一方、男女差なく検索されているのは著名人、旅行、飲食店、ファッション。
旅行は男女とも共通で検索されています。つまり、旅行はInstagramと相性の良いジャンルであることが明確になったので、地域にお客様を呼び込みたいと考えるなら、積極的にInstagramを活用していきたいところです。
そのためには、自分がInstagramのアカウントを取って、情報発信や検索をしてみることが第一歩だと思います。地域の方針を決める人がそのメディアを知らないということは決して少なくない悲しい現状ですが、それではだめですよね。