三世代旅の要は長女 その5 タイの場合
タイから北海道の日高管内に個人旅行者を招きたいと考えたのは、今から6年前のことです。
タイ人女性と結婚した大学時代の友人に相談し、バンコクで会社を立ち上げている知人にもコーディネイトを依頼し、バンコクに乗り込みました。
そのなかで、日本に6年間も昭和30年代に留学された、女性にお会いすることが出来ました。日本語検定を実施する団体のトップで黒柳徹子さんの窓際のトットちゃんの翻訳もされている素晴らしい女性でした。その方に私を信頼してもらえた一つの理由は、私が仕事をしながら北大の大学院に通っていたこと。そして互いに長女であったことが大きかったと思います。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
初めてお話をしたときに、タイでは2000年度国立大学の女子学生の比率49.7%と聞きました。予想を超える高率と感じました。
教育を身に着け女性の地位向上を目指しているというタイの現実をそのときに見ました。2つの大学を見学した時にも、講師陣の女性率の高さに驚きました。日本語を学んでいる学生たちが、屈託なく北海道への質問をぶつけてきたことも印象に残っています。
タイでは職業を持ち自立している長女が、家族の中でリーダーシップをとっている。決定権が長女にある。そして、女系家族が多いことを感じました。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
雑誌よりもケーブルテレビ、口コミが信頼度と普及度が高いことを把握しました。
影響力が強い女性リーダーをお招きすることが第一歩と考えていた私に、バンコクで出会ったトップクラスの女性たちは、「現地コーディネイト、それも柔軟性を持ってKEIKOがやってくれたらそれが一番うれしい」と口々に仰いました。
日本の観光行政にありがちな、交通費や宿泊費を負担するので来てほしいというスタイルではなく、彼女たちの休日プランに合わせて、ベストな情報を提供するだけで良いのです。
長女で社会的ポジションが高い、影響力を持つ人たちを満足させるために、出会いのチャンスを作り続ける。信頼関係を維持する。そのためには、女性ならではの細やかな情報提供が鍵だと思います。