子育てと仕事の両立 その7 妊娠出来るのは当たり前じゃない
今日から4回ほど、非常にプライベートでデリケートなことを書きます。
それは、私の不妊治療についてです。
25歳11か月で結婚し3年ぐらいたったころ、「どうして赤ちゃんが出来ないのだろう」と私はふと思いました。看護師の友達に相談すると、「第一段階として基礎体温をはかっておきなよ」とアドバイスされました。2か月測りました。そして、恥ずかしいけど産婦人科に行きました。
先生に、基礎体温表を見せたところ「あなたはスチュワーデスですか?看護婦さんですか?」と聞かれました。「いいえ、普通のOLです」と答えると、先生は「夜勤が多い仕事をしている人の基礎体温みたいですよ。低温期と高温期があなたにはないです。多分、婦人科系の病気がありますね。検査しましょう」と言われました。
ショック!
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当日、卵管造影の検査をしました。
そして、私はあまりの痛さに失神してしまったようです。
気が付いて、先生から診断結果をお聞きした時にさらにショックを受けました。
子宮内膜症で腸と癒着している。片方の卵管が詰まっているから妊娠の確率は普通の健康な人と比べて2分の1…この辺りまでは理解できました。が、その後はなにがなんだかわからないくて、泣きながら家に戻りました。
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産婦人科に行くようにアドバイスをしてくれた、看護師の友達に電話すると、子宮内膜症のこと、それが不妊にどう関係しているのかを簡単に教えてくれました。
知識ゼロで混乱していた私も、ようやく落ち着いてきました。友達は、明日もう一度産婦人科に行って説明をしてもらうようにと私に言いました。
そして翌日。
自分の今の状況と今後の治療方針、完治までの予想期間などをお聞きしました。
しっかりメモを取って、この先生を信じてきっちり治療しようと決めました。
妊娠したいというより、お母さんになりたかった私はこの日から厳しい悲しい日々をスタートしました。何しろ中学3年生の頃から早くお母さんになりたいという変わった子が、お母さんになりずらい体だと知ったわけですからね。