働くことの意味 その11 集中して仕事をする
昨日書かせてもらった、素晴らしい先輩との仕事。200枚ぐらいのドライフラワーの作品写真をゴルフ場のコテージで撮影するものでした。東京から一流のカメラマン、スタイリストがやって来て、作家の先生立会いの下行われました。
グレード感を出すためにワイングラスを背景に置くときには、ファンタグレープを注ぐんだ…など、初めて知る裏ワザなど満載でした。
料理と一緒に作品を撮るときには、湯気が出ているうちに、美味しいうちに撮影を終わらせる。
そして、カメラマンが構図を決めて、スタイリストに「これでいいかな。確認して」と、フレームを覗いてもらうという流れを全作品で必ず行うこともまじかで見ていました。互いを尊敬しあっていることが感じられました。
それ以降、私も撮影の際には必ずのぞかせてもらうようにしています。先輩の仕事の流儀を完全に真似しました。
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そして、絵コンテを基に仕事を進めた結果、2日かかる予定の仕事が1日で終わりました。
私は補助スタッフとして、使い終わった道具や作品を片付け、新しい作品の構図を決める際に小物を持って走り回りました。
先輩とカメラマンさんが「かとうちゃんが機転を利かせてくれたから、こんなに早く終わったね」。
荷物置いたら、飲みに行こう。明日は一日北海道で遊べると喜んでくれました。
いい仕事を、スタッフと心を合わせて早く終わらせる。そしてその後は楽しく食事をして遊ぶ。
これが、本当のプロの仕事なんだと叩き込まれました。
初めての大きな撮影の仕事が、先輩のチームに入れさせてもらえたこと。私にとって、とても幸せだったと感謝しています。
ありがとうございました。