就活を楽しむ秘訣 その6 面接会場を俯瞰する
この景色は、私が大好きな町、浦河町のJRA日高育成牧場のものです。
さて、俯瞰(ふかん)するって、どういうこと?と思う方も少なくないと思いますが、慣れると難なくできるのです。
アドバイスとしては、その習慣を旅先で身につけるといいですよ。たとえば、ハワイでもオーストラリアでもスイスでも、初めて行く町では市内観光をすると思います。その最初の訪問先は、まちを一望できる高い場所であることが多いはず。
目線を高いところに置いて、町全体を見る。例えば、空港はどこ、駅はどこ、自分のホテルはどこ…。今登ってきた道はどこ。そういうことがわかると数日滞在する町がなんとなくつかめるものなんです。
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就職活動で、意外と苦戦するのが集団面接です。
自分のポジションをどこに置くのか。みんなはどういう意見を持っているのか。面接官は誰のどんな意見の時にメモを取っているか。今流れは収束に向かっているのか、新しい展開を求めているのか。こうしたことを把握できると、集団面接でせいぜい2回かしか回ってこない自分の発言をより活かすことができます。
長く話すこと、大きな声で話すことは決して記憶に残る発言ではありません。
流暢に話すこともかえってマイナスになることもあります。頬を紅潮させて一生懸命、とつとつと話す女子学生のコメントを私は今も覚えています。「自分が何を話そうか」これだけ考えていると、ポジション把握が出来ない人と評価が低くなると思いますよ。