働くことの意味 その3 成果を公表する
ディープインパクトの孫にあたる仔馬が、静内農業高校(日本で唯一教育現場でサラブレッドの育成をしている)で生まれたと、今朝の道内ニュース、全国ニュースで複数回報道されています。
広報の専門家、そして道営競馬運営委員の立場で考えると、この報道が新ひだか町の町民、静内農業高校の生徒、教員、OB・OG、サラブレッド生産農家、日高全体…にどれだけの力を与えているか。ありがたい、素晴らしいと朝からとっても嬉しい気持ちです。
今回のニュース報道に関していえば。
静内農業高から、各マスコミに対してニュースリリースが送られ、浦河在住のカメラマンが取材した。その内容が良いので全国ニュースとして取り上げられたという流れだと思います。
ニュース性が高いことは勿論ですが、自粛で心がふさぎがちな中伝えるべきという判断があったと思います。有名牧場でもディープインパックの孫は今年の春次々と生まれていると思います。でもそうした牧場の様子ではなく、高校生が育てている馬から生まれた孫を取り上げることの影響を理解した上での取材と放映だったと思います。
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頑張っている、凄いことをしていると地域の皆さんは自分たちの取り組みを誇りを持って語ります。
でもそれをマーケットである札幌や、東京や上海、ニューヨークの人たちに伝えなくては、伝わらなくては「訪れてみよう」「見ていたい」「食べてみたい」「それを作った人に会ってみたい」という行動のきっかけにはなりません。
自分たちが手掛けていることを、一人でも多くのマーケットに確実に伝えるか。こうした「広報」のセンスとスピードは仕事をするうえでとても重要です。