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人生を変えるひとこと その6 あなたが光ってないと意味がない

2000年4月創刊の「花新聞ほっかいどう」の編集長をさせてもらったことは、私の仕事人生においてターニングポイントでした。
35歳でのまさに大抜擢。北海道新聞社という北海道における大きなポジションの新聞社グループから出される、月二回のガーデニング専門新聞。日本では初ということもあり、やりがいがありました。そこでの6年間は辛いこと3分の1、うきうきワクワクすること3分の2という感じでした。

当時、「読者ツアー」を年に4、5回行っていました。道内、国内、海外と様々なツアーを企画しそのすべてを催行できたことは私の観光やツーリズムのキャリアの中でもとても大切な実績になっています。

その読者ツアーで一人のお客様から言われた「あなたがヨレヨレのファッションや髪形でツアーリーダーとして参加するのは、大金を使って大切な時間を費やしてツアーに参加するお客様にとって失礼。もっとキラキラして」というかなり厳しい言葉でした

そのころ私は月に2回の発行をするために、いつも取材と原稿チェックに追われていました。子供も保育園の年長と小2とまだまだ手がかかるころ。髪の毛のブローも、洋服のアイロンもままならないような日々。
ツアーに行くときにも、朝にパッキングをして、3日分の洋服をとりあえず選んでという感じでした。

「編集長の加藤さんと一緒に旅をして、周りの友達に自慢したいのよ。貴女と一緒に写真を撮っておしゃべりすることに価値を見出してこの旅に来ているの」。参加者から言われたこのアドバイスは、その後の私にとって戒めになっています。

仕事が出来るのは当たり前、女性として生まれたからには、日々努力していかなくてはならないことを教えてくださった、読者からの一言。今から20年前のことを忘れないで生きています。

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